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一章 始まり
赤毛の少年は、眠りから覚め、ぼんやりと窓から見える景色を見ていた。
「ユウ早く起きなさーい!!」
ぼんやりしていると、下から母の叫ぶ声が聞こえた。
その声に少年は飛び跳ねると、慌てて私服を着て下に降りた。
下に降りると、階段の前に母が立っていた。
「相変わらず、起きるのが遅いわね。さあ、早く食べなさい」
母は怒っていたが、呆れてもいた。 母は怒った後、一人で席に着いて、朝食を食べ始めた。
ユウは申し訳なさそうにうつむくと、席に着いて、朝食を食べ始めた。
「今日は、アークと狩りに行くんでしょ?」
母がそう言いながら、コーヒーを飲み始めた。
アークとは、ユウの友達である。 ただ、歳は18歳とだいぶ離れている。
だが、ユウとはあまりに仲がいいので、兄弟みたいだと言われることがある。
今日の事を色々話しながら、二人は食事を続けた。
朝飯を食べ終わり、狩りで使う剣と弓の確認している時だった。 急に玄関のドアを叩く音がした。
「お~い、ユウ行くぞ」
「来た。母さん行って来るね」
「気をつけてね」
剣をベルトにつけ、弓と矢束を背負い。傷薬を革の鞄に入れて、外に出た。
「おはよう。アーク」
「おう、準備はしっからしたか?」
「うん♪ばっちりだよ」
「じゃあ、行こうか。場所は、南のアイグリアの森だ」
「ok、行こうか」
約30分、話ながら歩いていたら森についた。
森の中に入ってから、数時間獲物を探したが見つからなかった。
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