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クリスタルのページを読み、だいたいわかった。
「この辞書、色々載ってるね」
「そうだろ?そうだ、クリスタルの実物見るか?」
興味があり、返事をした後、二つの袋を渡してくれた。
まず、一つ目の袋を開けた。
中には、赤い水晶が詰まっていた。その一つを持ってみたら、暖かった。
もう一つの袋を開けると、青い水晶となぜか食料が入っていた。
「なんで、食べ物が?」
「冷たい所に、食べ物を入れると長持ちするからな」
「そうなんだ。便利だね」
「だな」
イワンの話しを聞きながら、水晶に触ったら、とても冷たかった。
その後も、色々話しを聞いていたらあくびが出てしまった。
「ユウ、今日はもう寝なさい。アークもね」
「そうだね。イワンとニーノさんは?」
「俺たちは、見張りだ。盗賊や魔物が来るかもしれないからな」
「そうですか、朝方になったら起こしてください。朝方に朝ご飯を作っておくので」
「わかった。そうだ、火を使うならフレイムクリスタルを使っていいぞ」
「ありがとう、おやすみ」
「おやすみ」
寝やすい、場合を見つけた横になり眠りについた。
体を揺さぶられ、眠りから覚めた。長い夢を見ていた気が、覚えていない。
「ユウ、起きろ~」
「ん…。おはよう」
「交代だけど、大丈夫?」
「なんとか…。顔洗って、目覚ましてくる」
「気をつけてね」
野宿している所から、少し離れた所に小川が流れていたので、そこで顔を洗った。
とても冷たく、一気に目が覚めた。
空を、見上げたらまだ空は、暗く星が輝いていた。
すぐに、顔をふいて来た道を戻った。
「目が覚めたか?」
「うん。イワン、ニーノおやすみ」
「何が出来るか楽しみにしてるわね」
ニーノが、笑いながら言った後、眠りに落ちた。
何を作ろうか迷ったので、レシピ本を鞄から取り出し、開いた。
たまたま、開いたページにオニオンスープが、目に止まったので鍋を出して、作り始めた。
レシピ通りに作り、味見をしたが結構いけたと自分では思った。
その後、辞書を開き色々調べたりしていたら、東の空が明るくなってきた。小鳥たちの声も聞こえてきた。
そろそろ時間かな?と思い、みんなを起こした。
すぐに、朝ご飯を食べ、向かっている街、ストリークに向かった。
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