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「おかしいな。いつもなら、すぐ見つかるのに」
アークが、不思議そうに言った。
「まだ、野生動物が寝てるんじゃない」
「そうかもな。よし、手分けして探そう。分かれた方が効率がいいしな」
「そうだね。僕は、西の方を探すよ」
「じゃあ、俺は東か。気をつけろよ。でかい獲物だったすぐに呼べよ」
「でかい獲物、でるといいな♪」
「だな。じゃ行ってくるか」
アークが、木と木の間を歩いて行き見えなくなった。
ユウは、西の方に歩いて行き獲物がいそうな穴などを探したが、姿はなかった。
さらに、奥に進むと人の話し声が聞こえてきた。
興味があり、近くに行き、大きな木に隠れて話を聞いた。
「残りは、後6個か」
「そのようだが、1個はこの近くの村にあるらしい」
村と聞いた瞬間、後ろで気配を感じて、振り返ったら、一人の黒い服を着た男が斧を振りかざしてきた。持っていた、弓で斧を止めたが弓は、折れてしまった。
何が、起きたかわからないが、とにかく逃げることだけがわかった。
斧を持った男の横を走り抜けた瞬間、右足あたりに痛みがはしり、その場に倒れこんだ。
短パンと靴の間かに斬られて出血していた。
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