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「話を聞かれたか」
「どうする。殺すか」
殺すと言う言葉を聞いた瞬間、体が震えあがった。
「どうせ、子供だ。何も出来はしない」
「そうだな」
「……。行くか」
3人ぐらいの足音が遠くに行くのがわかった。
誰もいなくなるのを確認すると体を起こした。
痛みを感じる、足を見たら止まることなく血が流れだしていた。
鞄から、包帯と傷薬を取り出し傷の手当てをした。
アークのことが心配になり、立上がり来た道を急いで戻った。
痛む足を引きずりながら、歩いていると木と木の間から、今までで見たことのない生物が襲いかかって来た。
剣を引き抜き、襲いかかって来た生物の体に斬りかかったがびくともせず、弾き飛ばされてしまい、木に叩き付けられてしまった。
生物は、走り両手の爪を振り上げようとしている。
その時、生物が倒れた。
「大丈夫か、ユウ?」
アークが、槍を右手に持ち駆け寄って来た。
「アーク、ありがとう」
立ち上がろうとしたら
、無理やり座らされた。
「今は、休め。ひどく疲れてるぞ」
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