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そう言いながら、緑色の液体の入ったビンを渡してくれた。
これは、回復薬だ。傷の自然治癒速度をあげたり、傷の痛みを止めた、疲労を回復したり色々な効果がある。
ビンの蓋を開けるとそれをいっきに飲み込んだ。
重たかった、体が少し軽くなり右足の傷の痛みが少し引いた。
「それにしても、この生物はいったいなんなんだ?」
アークが、槍でつつきながら言った。
どう言えばいいか、考えていたら、周りの木々が大きく揺れ始めさっきの生物よりもさらに大きい生物が現れた。1匹ではない、数えると5匹はいるかもしれない。
「まじかよ。ユウ、立てるか?」
「うん、なんとかなりそう…」
「とにかく逃げるぞ」
アークが僕の手をつかみ、走りだしたが回り込まれてしまい囲まれてしまった。
「囲まれた…」
諦めかけていたその時、生物が炎に包まれて倒れた。男の人と女の人が、駆け寄って来た。
「大丈夫か?」
金色の髪の剣を持った男が話かけてきた。
「あ…。はい、大丈夫です」
「ありがとう、助かった……。 危ない!!」
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