一章 始まり

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 村が見える所まで、来たとき異変を感じ走り出し村に入った。  家などが壊され、村人の姿はなかった。 「これは、ひどい…」 「僕は、家を見てくる」 僕は、走り出し家に向かった。  家の中は荒らされて、母さんの姿はなかった…。  何が起きたかわからずに、イワンの所に戻った。  アークも、顔色がよくなかった。 「ユウ、家族は…」 僕は、顔を横に振り涙がこぼれた。その時、声がした。 「ユウ、無事だったのか」 「村長、これは…」 「わからぬ、突然黒い服の男が来て村の人を…」 「村長さん、黒い服の男はどこに行きましたか」 イワンは、さっきとはまったく違う表情だった。 「北の方に行ったが、おぬしは?」 「やつらを追って旅をしている者です」 「そうか…。もし、出来るなら村の人を助けてくるないか」 イワンが、少し考え答えた。 「わかりました。極力頑張ってみます」 「あの…。僕も連れてってくれませんか?」 「俺もお願いします!」 「君たちがか!?」 「一緒に村の人を助けたいんです!!」 「わしからも、頼む。この子たちは、なかなかの腕じゃ」 「わかりました。村長が、言うなら」 「ありがとうございます」
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