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村が見える所まで、来たとき異変を感じ走り出し村に入った。
家などが壊され、村人の姿はなかった。
「これは、ひどい…」
「僕は、家を見てくる」
僕は、走り出し家に向かった。
家の中は荒らされて、母さんの姿はなかった…。
何が起きたかわからずに、イワンの所に戻った。
アークも、顔色がよくなかった。
「ユウ、家族は…」
僕は、顔を横に振り涙がこぼれた。その時、声がした。
「ユウ、無事だったのか」
「村長、これは…」
「わからぬ、突然黒い服の男が来て村の人を…」
「村長さん、黒い服の男はどこに行きましたか」
イワンは、さっきとはまったく違う表情だった。
「北の方に行ったが、おぬしは?」
「やつらを追って旅をしている者です」
「そうか…。もし、出来るなら村の人を助けてくるないか」
イワンが、少し考え答えた。
「わかりました。極力頑張ってみます」
「あの…。僕も連れてってくれませんか?」
「俺もお願いします!」
「君たちがか!?」
「一緒に村の人を助けたいんです!!」
「わしからも、頼む。この子たちは、なかなかの腕じゃ」
「わかりました。村長が、言うなら」
「ありがとうございます」
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