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「出発は、明日の朝だ。それまでに準備しておけよ」
イワンが、そう言って村長の家に入って行った。
太陽が沈み、あたりが暗くなった。今日は、アークの家で寝ることにした。
色々、旅の準備をした。傷薬、旅に必要な道具、こっそりためていたお金などを鞄に詰め込んだ。そして、鞄の近くに、剣と予備のもう一つの弓、母さんから誕生日にもらったペンダントを置いた。
「アークは、準備できた?」
「準備はできたぜ。明日は早い。早めに休め」
「うん、おやすみ」
寝床に行きすぐに眠りにおちた。
起きてすぐに出発することになった。
「村長、行って来ます」
「気をつけるのじゃぞ。旅の人よ、受け取りなさい」
村長が、皮の袋を渡してくれイワンさんが袋を開けたら、かなりの量のお金が入っていた。
「持っていきなさい、わしには、これぐらいしかできん」
「いえ、ありがとうございます」
「じゃあ、そろそろ行くわよ」
まだ、何もわからない世界への旅が始まった。
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