祈りの平和

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「MS?」 利典は訳も解らないまま、新型兵器を託されたのである。 いつの時代もそうだ、大人達の初めた。無益な戦争のつけを払わされるのは、子供である。 利典は大破したトラックによじ登った。そこには、全長20メートルほどの白いロボットが、横たわっている。 「ここれが…MS?」 利典は直ぐに、ロボットの胸にあるコックピットに、座った。 直ぐにメインエンジンを着けた。 もともとパイロット志望だった!利典は必死にマニュアルをみながら、MSを動かした。 「少佐MSが動きだしました」 「何!?」 「もう時間だ撤退するぞ」 「今回の任務は敵MSの破壊です」 「俺がやります」 「やめろ王中尉」 一機のSu33が急降下してきた。 Su33の対地攻撃用のロケット弾が全発MSに命中した。 「やりました少佐」 次の瞬間 王中尉の乗る、Su33が撃墜された。 MSの20ミリバルカン砲によるものだった。 「少佐あれが…日本のMSの性能でしょうか?」 少佐は言葉を失った 「何と分厚い装甲なんだ…」 2機のSu33は空のかなたへと、消えていった。 空自のF15が到着したのは、その直後である。
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