その名はガンダム

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利典は何も言えないまま…頭をしたにおろした。 「やってくれるね?」 そう言うと幹部達は、自衛隊病院の長い廊下のきた道をまた歩いて行った。 「俺じゃあなきゃ駄目なのかよ…」 ふてくされる利典に… バッチリ!! 利典はほほを殴られた。. 顔をあげてみると、防衛大学の制服をきた女性が立っていた。 女性は童顔でどちらかと言うと、防衛大学の制服を着ていなかったら、女子高校生と間違うほどだった。 背は低く綺麗な黒髪を後ろで束ねて、じつにポニーテールの似合う美少女だ。 利典は唖然とした。 今現実で何がおきているのを、理解する事ですら難しい心理状態だった。 「ブッタな親父にもぶたれた事ないのに…」 バッチリ!! 「あんた!しっかりしなさい」 利典は目から大粒の涙が止まらなくでてきた。 ポニーテールの少女は優しく抱きしめた。 16歳の少年を無益な争いに巻き込んでいるのは、大人達なのに…
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