2章

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  「わかりました」 ポケットに水晶をしまい、部屋から出ようとするとフィンブルに呼び止められた。 「あっレオ君」 「なんでしょうか」 「君には空席になっている五大雄に着いてもらう」 フィンブルの発言にレオは目を点にして直ぐに慌てだした。 「ちょっ待ってくださいよ! どうして僕なんかが?!」 「どうしてって言われてもただでさえこの世界でGランク2人、Zランクを持つ人間なんか数人しかいないんだ。 それに加え昨年Gランク2人が行方不明… 今や五大雄が3人… これではベルン軍と戦っている者達の士気が下がっていく一方だ。 だから五大雄に着いてもらいたい。 頼む」
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