3章

4/49
前へ
/288ページ
次へ
  (…やっぱり似とる。 血が繋がってるだけあるのぉ…) レオが喋ってるときに内心で昔を思い出している。 レオと同じように四年前自分の後任としてフィオンが相談に来ていた。 「……で悩んでるんですがどうしたらいいでしょうか」 「ふむ…別にやったらいいんじゃないのかの」 「どうしてですか?」 「フィオンはレオよりも2つ若い時から五大雄に着いとったからの。 それに比べたら気は楽じゃろ?」 テレスの言葉に黙ってしまったレオ。 「それにいずれは五大雄になろうとしてたのじゃろう? ならその願いが少し早く叶っただけじゃ」 テレスは優しく語り掛けるように言ってきた。
/288ページ

最初のコメントを投稿しよう!

76人が本棚に入れています
本棚に追加