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カタッ
最近は、起きている時より寝てる時の方が、音に敏感だな、
そんなことを考えながら、枕の下からマグナムを取り出す。
カチリ、
ゆっくりと撃鉄を倒した、
ガタン!
ぶっきらぼうにドアが開いた、
そこには女が立っいた、
ブロンドの長い髪、金の瞳、息を飲むような美人だ、だが、、、
「なんだ、ロザリーか」
「あんた誰に銃口向けてんのよ!」
バキッ
、、ドSである、
膝を顔面に喰らった俺は、仰向けに倒れた、
「かたなし、依頼よ」
「えぇ、膝げりは?放置?やっただけ?ちょ!痛たたたた!止めてよ!なんでそんなに耳たぶ集中攻撃!?爪立てないでよ!行くよ!依頼だろ!?」
俺は、コートを掴み、ロザリーと家を出た。
この世界は、三つの国で別れている。かつては三国の間で長く戦争が行われていた。しかし、別世界から魔物が出現し、瞬く間にこの世界を侵略していき、戦争どころではなくなりいまは長く休戦している。
皮肉なもんだな、
かたなしは空を見上げた、
ここはドレイル国の首都ドレドラ、
この世界では、街と外との間に高い壁を作り魔物の進行を防いでいる、
魔物を倒すことのできる人間はいるにはいるしかし、魔物の増加率はそれを遥かに上回っているのである、
このままじゃいつか、近いうちに人間は滅ぼされるな、
そんなことをを考えながら、かたなしは前を行くロザリーに目をやる、
「ところで依頼って誰からなんだ?」
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