第一章~旅立ちのララバイ~

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カタッ 最近は、起きている時より寝てる時の方が、音に敏感だな、 そんなことを考えながら、枕の下からマグナムを取り出す。 カチリ、 ゆっくりと撃鉄を倒した、 ガタン! ぶっきらぼうにドアが開いた、 そこには女が立っいた、 ブロンドの長い髪、金の瞳、息を飲むような美人だ、だが、、、 「なんだ、ロザリーか」 「あんた誰に銃口向けてんのよ!」 バキッ 、、ドSである、 膝を顔面に喰らった俺は、仰向けに倒れた、 「かたなし、依頼よ」 「えぇ、膝げりは?放置?やっただけ?ちょ!痛たたたた!止めてよ!なんでそんなに耳たぶ集中攻撃!?爪立てないでよ!行くよ!依頼だろ!?」 俺は、コートを掴み、ロザリーと家を出た。 この世界は、三つの国で別れている。かつては三国の間で長く戦争が行われていた。しかし、別世界から魔物が出現し、瞬く間にこの世界を侵略していき、戦争どころではなくなりいまは長く休戦している。 皮肉なもんだな、 かたなしは空を見上げた、 ここはドレイル国の首都ドレドラ、 この世界では、街と外との間に高い壁を作り魔物の進行を防いでいる、 魔物を倒すことのできる人間はいるにはいるしかし、魔物の増加率はそれを遥かに上回っているのである、 このままじゃいつか、近いうちに人間は滅ぼされるな、 そんなことをを考えながら、かたなしは前を行くロザリーに目をやる、 「ところで依頼って誰からなんだ?」
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