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バーに着くと、すでに皆飲み始めていて、かなり盛り上がっていた。
私に気付いた拓海が、こっち と言うように手を挙げた。
私も圭さんに会釈して、彼等のテーブルに向かう。
「お疲れ~!」
皆に声を掛け、差し出されたカシスオレンジを受け取る。
「これでいいんだよな?」
と拓海が聞く。
「さっすが拓海~!分かってるねぇ!」
そう言いながら、受け取ったグラスを頭上に持ち上げる。
「んじゃ早速…カンパ~イ!!」
皆に声を掛け、一気に飲み干す。
「あ~美味しい!」
一人、満足気に言うと、隣に居た麻衣子が笑った。
「相変わらずオヤジだね~。黙ってれば可愛いのに。」
「い~のい~の。猫かぶったって、しょうがないでしょ!疲れちゃ意味ないじゃん。」
そう言って、圭さんにお代わりの合図を送る。
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