序章

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俺はあいつの唯一の家族である兄なのに、側に居てやる事すら出来ない あいつは親や家族の暖かさもしらなければ、愛もしらないだろう 何故、自分が里の者から嫌われているのかも知らないはずだ… 変われるものなら、変わってやりたい あいつの苦しみも里の者達のあいつに対する憎しみも全て背負うつもりでいる!! 少しでもあいつが辛い思いをする事がないように 守ってるつもりだった でも、守られていたのは俺だったらしい あいつの存在が俺を守ってくれる、強くしてくれる いつからだろう あいつが俺の中で大きくなっていた
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