ぼやける視界

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……わかってるよ… 大丈夫。 まだ見えてるから。 ただ逃げてるだけだ。 現実から…… 信じたくなかった。 医者の口から飛び出した知らない病の名前… 言いにくそうな顔… その顔には 『もうどうにもならない』 そう書いてあった。 「治りますよね?」 そう聞きたかった。 …でも飲み込んで…… 「わかりました」 そう答えた…。
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