エルフェン大解剖辞典

エルフェンの風習

【一生について補足】

『サボ･ラの意味』

　村の一員として認められるための試練。男に村を支える力量を備えさせ、女に健康な子を産む身体を作らせる。以前は男だけであり、女に成人年齢はなかった。しかし、ほんの十二、三歳で結婚し、未熟な身体で出産を繰り返すために命を落とす者が後を絶たず、女にも成人年齢を設けられた。気候変動で貧しくなった歳には間引きの役目も果たした。

『出生率』

　成熟してから出産に臨むので、原始的な生活をしていても死亡率は低い。一組の夫婦につき子供は四人まで。五人目以降は他の部族へ養子に出される。これが新たな血を部族に引き込むことにもなり、どの部族も歓迎する。

『結婚』

　何年も濃い交際期間を経てから結婚する。夫婦は神聖な契約の下に成立し、離婚することはほとんど無く、男女共に不貞は厳禁。発覚した場合は部族会議に掛けられ、激しいリンチに遭う。死亡することもあり、その後は双方とも部族から追放される。