エルフェンの風習

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エルフェンの風習

【サボ・ラ】 成人するための通過儀礼。修業の旅『サボ』と、仕上げの施術『ラ』に分かれている。修業の旅は狩人になる修業と部族間交流、仕上げの自給自足生活。十八の時に出発し、まる二年もかかる。 仕上げの施術はそれぞれの部族の神聖な場所、多くは洞窟などで行われる。施術とは身体に傷を付けること。女は腹に数本の傷を刻む。こうすると子宝に恵まれるとされる。男は背中に深く、大きな抽象画を刻まれる。モチーフは森の獣など。その痛みは拷問に等しく、石の台座に縛り付けて行われる。寝たきり状態の彼らを同い年の娘達が世話をするのだが、その時に男達の忍耐力を見て伴侶の品定めをするという。
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