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【神聖な場所】
洞窟、巨木の洞、とさまざまだが、部族にとって重要な場所を持つ。用途はサボ・ラの施術、出産、月篭り(月経の間女は村を離れて篭る)。男が足を踏み入れられるのはサボ・ラの時、感染症を心配される重傷の傷を負った時のみ。後は完全に男子禁制。
エルフェンにとって血液は生命の象徴であり、それが体外に流れ出ることは生命の衰弱を意味する。出産や月経、施術の時がそれにあたり、悪霊が漬け込んで悪さをするので身を護るために神聖な場所に篭る。
妻が出産に臨んでいる夫は洞窟の前で飲まず食わずで座り込む。夫婦は魂を一つにしているといわれているので、妻の苦しみを人事にして楽をする夫は赤子に障ると信じられており、何日もかかるような難産になると夫が先に倒れてしまうこともある。
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