prisoner～幸せの渇望～

【現実という名の結論】

これが再犯が起こるプロセスだ。
出所後更正をしなければならないのに更正しうる環境が整っていない。
施設に帰る人間は更正が難しい。
更正を手伝う訳でも無く適当な対応……
二週間は食事は無料だがそれ以降は月25000円を徴収される。
施設の人間は安いと豪語するが自分で買った方が俺は安く済ませれた。
朝はパン昼はカップラーメンにパン夕方はタイムサービスの惣菜で一日600円の食費で月二万に抑えて生活。
ハッキリ言って力仕事をして帰ってきて油っぽい食事を採りたくないのに豚カツとかやられたらその日の体調に合わせてメニューが変えれる方がストレスは少なかった。

年輩の方によっては今の出所生活が辛いため三食寝床つきの刑務所に入りたがる人間もいる。
自由の代償で毎日の安定が手に入るなら安いと考える人間もいるのが事実だ。
世間は更正を当たり前とみるが出所後の壁を味わった事が無いため再犯の事実に目を向けない。いや向けれない。犯罪をした事実しかみず何をしたのかには興味がない。
簡単に言えばこの間の幼児の死亡画像を公開して実刑判決くらった奴に刑期が軽いと批判を浴びせている方がそうだ。
罪名は著作権だ。殺した訳でも無い。
てか公開された被害者の子供の親がテレビに出たら著作権もなんもあったもんじゃない。自分から被害を拡大しに行ってる奴に著作権云々言って貰いたくない。
まぁその事実をいちいち真っ昼間から視聴率稼ぎの為に放送しているニュースもどっこいだが。
何が著作権か分からない。
子供を晒されて被害にあったと言うなら親がテレビのインタビューに答えるな。
言いたい事があるなら活字だけでテレビに訴えろ。
軽い軽いと簡単に批判する奴もいるが著作権で２年６ヶ月は重い。
執行ついて当たり前だ。
テレビが取り上げるから周りが騒ぐから示談で終わる話が刑事裁判に発展する。
人を批判するのは容易い。
加害者の教師は教職を捨て教育の場に戻れない。今までの努力を捨てた訳だ。
社会的には罰を受けている。
出所時にも制約や壁で自分のした事に気づくだろう。
しかしそれでも世間は許さない。
何故か？偽善を並べれば気持ちいいからだ。このニュース日記を書いていた方もいるが書くのは一回切りで文章も短い。ただそう思ったから口に出した感が強い。
犯罪をした事実を責めて刑に文句をいっても更正に繋がらない。
批判で再犯は減らせない。