第一章

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「やぁぁぁ!!」 ―ブン― 木刀が降り下ろされた           『あっぶないなぁ…怪我するだろ』 そう言った瞬間彼女の目の色が緑から紅に変わった 「…なっ」           ―どかっ―                     『…終わりね』 「グッ」 ―カラカラ― 「一本!!」 「へぇ…強いですね」 『そりゃどーも』 「私と試合してもらえませんか?」 『―イヤです』 きっぱりと言う 「どうしてですか?」 『貴方強いでしょう?強い人と殺ると疲れるんですよ…』 「負けるのがこわいんですか?」 『怪我しますよ?』 …キレた… 「わかりませんよ?」 『なんだろう、貴方と居ると疲れてくるんですけど…』 「気のせいでしょう?」 ニコニコしながらとんでもない気を放っている 『…っやりゃあいいんでしょ!やりゃあ』 結局折れた
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