第一章

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『あっ』 「ニャ?」 鬼鬼はどうしたんだとでも言うように鳴いた           『寝るの河原でいいかなぁ』 「ニャ!?」 『人居ないから喋ってもいいよ』 「なんで河原!?物取りとか居るんだぞ!」 『べつに盗られる物持って無いし』 あぁなるほど、といいうなずく 『なっいいだろ?』 この水葉がこうなったら止められ無い事を鬼鬼は知っている 「わかった」 『じゃ行くか』 「あ―『猫モード』 「ニャー」 『良くできましたー』 機嫌がいい水葉の後ろに着いて歩く鬼鬼、あっという間に河原に着いた 『うわぁ、風が気持ちいなぁ』 ―ドサッ― そう言うと水葉はいきなり寝始めた 『スースー』 「にゃあ…」 ―ザッザッザッ― 「ニャ!?ニャー」 大勢の人間が歩く音が聞こえた鬼鬼は水葉を起こそうとするが、水葉は起きる素振りも見せない
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