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四角い形をした大きな部屋の真ん中に、私は一人座っていた。 そこには何もなく、あるのは私が座っている椅子だけ。 ここはどこなんだろう… 周りを見渡すが全部真っ白な色をしていて何もない。 動きたいが全く動かない。 助けを呼びたいが声もでない。 ただぽつんと座っているだけの私。 しばらくすると正面の方から、白い服を羽織った男達がゾロゾロとやってきた。 なんだろう? その男達は喋りもせず、 私の周りを囲みだすと止まり、何やら相談をしている なにされるんだろう… 聞き取ろうとしたが聞き取れない。 というか音さえ聞こえない。 相談が終わったのか、黙りだして今度は両手を自分達の顔の前に出してきた。 大きくてゴツゴツした手、 細い手、 左手に指輪をはめている手 色んな顔した人。 色んな手。 見ていたら 急に… その手が私の方へと。 !!!!!!!!? 何!!? !!!!!!!!! びっくりして思わず目を閉じてしまった。
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