｡* drops of words *｡

　 11.憂い　今日も、また何処かで儚い命、消えてゆく　今日も、また何処かで悲しい事件、起きたとか　今日も、また何処かで醜い戦争、始まったとか　今日も、また何処かで誰かが、自らの命絶ったとか　耳を塞ぎたくなるような目を塞ぎたくなるような様々な憂いが生まれてゆく　見ず知らずの場所で生まれてゆく数々の憂い　だけど明日は我が身に降りかかるかもしれない　豊かだ、便利だ、平和だと昔に比べりゃ、発展したと口を開けば、戯れ言ばかり　他人は所詮、他人にすぎずと周りの者を顧みなくなった　他国は所詮、他国にすぎずと周りの国を顧みなくなった　今、何処かで知らない誰かが直面し悩んでいる問題にいつか自分もぶち当たるかも知れないのに　今、遠く離れた何処かの国で直面し悩んでる問題にいつか自分たちの国もぶち当たるかも知れないのに　いつからそんな人間に私たちはなったんだろう　いつからそんな国に私たちの国はなったんだろう　そう感じてるこの瞬間もまた何処かで憂いが生まれてる　　　

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