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望美は船の上で立ち尽くしていた。
(貴方と戦うの何度目だろう…)
ずっとそればかり考えていた。
すると後ろから声がした。
『神子…悩んでいるのならここで待って居なさい』
『先生…』
リズ先生が来たのだ。
『迷いは剣を鈍くする…だかー』
『大丈夫ですっ!!!!!!』
間髪を入れず叫ぶ。
『私はもう大丈夫ですから…』
ふぅとため息が聞こえる。
『決めたのだな?』
『はい!!』
望美は返事と共に戦場に走り出した。
『神子っ!?』
先生の制止も聞かずに。
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