†Story.7†

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ギゲルフから受けたダメージはひどくさすがの西園寺も退避せざるを得なかった。赤い三本のベルトが入ったアタッシュケースを大切に抱える研究員達。 空中戦にもつれ込むカズマVSギゲルフ。カズマはギゲルフの視力にも追い付かない程のスピードでグルグルとギゲルフの周囲を翼をはばたかせ、撹乱する! 「ちょこまかと!」 “まだか!高城!早く脱出するんだ…。” いくらエヴォリューションしたカズマとは言え、凄まじき雷撃波を集めた今のギゲルフに手出しは出来ない! 一歩間違えれば雷撃波をくらい空中でやられてしまう!撹乱しながらRED基地の入口から高城が脱出する姿を確認してから攻撃をする作戦を企てているのであった。 「こざかしい奴め!ゼノン!てめぇごと雷撃波で基地に叩き落としてやる!」 「ふん…やってみろよ!」 高城は光井を乗せ出口目指してライドジェッターを飛ばす!しかし!何と目の前に西園寺が立ちはだかっていたのだ! 「高城ぃ!てめぇらRED基地ごと爆破するがいい!フヒャヒャヒャヒャ!!」 「西園寺!あれだけあのデビルにやられておきながら!」 空中ではギゲルフを撹乱するカズマが飛竜の翼をはばたかせ攻撃の隙を伺っている。ギゲルフは今にも雷撃波をRED基地に放つ態勢でいた! 「やばいっ!」 ギゲルフはついに雷撃波をRED基地に投下した!カズマは超加速で滑降し雷撃波を両手の平で食い止める! 「ぬぐぐぐっ…!」 「ゼノン!自ら雷撃波に飛び込み自殺する気か?てめぇがいくらエヴォリューションしようがこのギゲルフ様から比べればまだまだひよっ子なんだよぉぉぉ!!!」 基地内では出口までもう少しという所で西園寺が高城と光井をリンチしていた。 「ちっ…こいつ、変身しなくても強ぇ。」 「高城さんどうします!」 「フヒャヒャヒャヒャッ!気持ちいいぜぇ!イタぶるのはなぁ!快……感……。」 光井が高城に、 「02のベルトは破壊されましたが何とか起動しそうです!どうなるか分かんないっすけど俺が奴を食い止めます!そのうちに高城さんは脱出してください!」 「バカ!お前を置いて逃げろとゆうのか?」 「大丈夫っすから!」 光井は破壊されたベルトを腰に巻き… 「変身っ!」 すると破壊された02のベルトから電流が放出したがボロボロの装甲を纏い何とか変身を遂げた! 「うらぁ~~~っ!!」
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