†Story.7†

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出口から光井が脱出して来たのを確認したカズマはギゲルフの背後に廻った! 「何っ!!」 「終わりだ!ギゲルフ!」 飛竜の翼をはばたかせギゲルフに向けキックを放つ!! 「空牙…スカイハイファングキック!!!」 「げごがばぁっっっ!!!」 雷撃波を受けスカイハイファングキックをくらい黒い炎に包まれながらRED基地へと降下しついに…、 「高城さぁん!」 「光井!伏せろーっ!!」 ついにRED基地がギゲルフ落下により大爆発を起こした!地に伏せる高城と光井。空中で翼で身を包むカズマ。爆風が辺りを包む! RED基地は大爆発を起こし炎に包まれながら基地は崩壊してゆく…。辺りは山林の為、街に被害は被らなかった。 カズマは高城と光井のもとへ舞い降りる。 「大丈夫だったか…高城、光井。」 「カズマ…サンキューな。しかしおめぇ…西園寺に殺されたんじゃ?」 「あれは仮死状態だ。あいつにやられ、動けなくなったらユイを救出出来ないと思ってな。一つ、芝居をしてやったのさ。だが、しかし…お前と柴崎さんが来た時、ユイは大丈夫だろうと確信した。仮死状態でも微かに周りの状況は判断出来たんだ。」 「そうだったのか…お前その姿、竜?」 「俺は“魔竜族”竜のデビルなんだ。これは俺の第二形態ワイバーン。エヴォリューション(進化)した姿だ。」 燃え盛るRED基地からゆっくりと歩いてくる影があった! ギゲルフだ! 「あの野郎!まだ生きて…どうする、カズマ!」 「さすがはカタストロフィ…。一筋縄では倒せぬか。」 しかし、ギゲルフはかなりのダメージを負っていた。よろめきながら歩み寄ってくる、その右手には剣が握られていた。 「許さねぇ…許さねぇぞ!ゼノン!このカタストロフィのギゲルフに恥をかかせてくれたなぁ!」 この緊急事態に…何と、レオの第二形態のエヴォリューションが解除されてしまったのだ。パワー不足したらしい。 普通のライダー体に戻るカズマ。 「くそっ!こんな時に…。」 高城はベルトを所持していない。光井は02が破損、奪い取ったバルザックブラスターは捨ててしまった。カズマはパワーダウンし、ついには人間体に戻ってしまった! 「人間体に!奴と戦っただけでこんなにもスタミナを奪われるのか!」 絶体絶命か!と思われたその時……!
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