†Story.9†

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そして夜… X-00地区では― 眠れぬ夜なのかカズマは夜風にあたりながらボ~ッとしていた…その時! カズマの背中にブラストアタッカーの銃口が突き付けられた! 「カズマさん、正直に答え…いや、ゼノン。正直に答えるんだ!!人間の味方に付いたお前が何故、人を殺した?」 「光井…証拠は何処にある?」 「証拠?愛しているナツミから聞いた!間違いない!ゼノンってのはお前だろう!!」 「随分と勝手な。証拠不十分だな。」 その頃、高城は影山博士と本城博士とで語らっていた。 影山が語る。 「俺はREDのライダーベルト開発に精一杯尽くして来た。赤いライダーベルトの開発にも多少なり携わった。選ばれし者のみが装着を許されるベルト。その仕組みまでは俺も分からない。」 更に影山は語る。 「調べたところによるとBLOODの頭、赤羽紅道のバックに黒幕が存在する事が分かった。その黒幕が、反ルシファー派のデビルである可能性がある。今はデビル撲滅と言ってはいるが企みは世界征服。」 「そうだったんですか!だから奴らカズマの本名を知っていたりユイちゃんが復活の血を持つ者と知り拉致したのか!」 「赤羽はルシファー復活を恐れている。自分達の理想郷を創造する邪魔をされるからだ!世界を救う為、奴らはデビルと戦っているんじゃない!」 本城が突然デビルサーチャーのキーボードを叩きモニターを見る! 「何っ…影山!こっちに向かってデビルの群れが来る!」 研究所の外には何と!黒い鎧に身を纏ったデビルの群れが研究所に向かってゆっくり歩いて来ていた! 「影山博士!ライダーベルトを!俺にデビルをデリートさせてください!」 二階から小走りに遼と飛鳥が下りてくる! 「いや、ここは俺と飛鳥に任せてくれ。」 「でも、何あれ?新手のデビルかしら?」 「行くぞ!」 遼と飛鳥は研究所を飛び出し鎧のデビルに向かって行く! 飛鳥は戦闘ヨーヨー、スピンギアを巧みに使い鎧のデビルに確実に攻撃をヒットさせてゆくのだが!全く通用していない! 「うらぁぁぁ!!!」 戦闘武装した遼の重いパンチが鎧のデビルの胸部中心辺りにヒット!鎧はひび割れ粉々に破壊された!中から青白い火の玉の様な物体が浮かび上がり消滅した。 「遼!どうやってんのー?」 「飛鳥!胸の中心辺りを気を集中させて攻撃するんだ!」 「分かった!」 スピンギアを上下に操り鎧のデビルに攻撃を仕掛ける!
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