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「くらえ!ストライクブレイカー!!!」
三体の鎧のデビルの胸部中心にスピンギアが火花を散らし強烈にヒットする!三体の鎧のデビルは同時に粉々に砕け散り火の玉が浮かび上がり消滅した。
高城は研究所内から戦闘を見守りながら影山に聞いてみる。
「二人はライダーの力を借りず戦うのですね?」
「飛鳥はあれでいいんだが…遼にはライダーになってもらうはずだった。だが信念を貫いているのか強く断られ、武装し、後は己の肉体のみで戦っている。」
次々と鎧のデビルを破壊し倒してゆく二人。そして全てのデビルを粉砕し終えたその時!
「やったな、飛鳥!」
「えぇ、遼もね!」
嫌味に拍手をしながらこちらに歩み寄ってくる者がいた。
「お疲れ様…クックックッ…。仮面ライダーでもない君らがよく200体近い魔導騎士を倒したのう。」
「何だお前は!」
「わしは魔導師アスラ…。影山博士に会いに来たのじゃが?おるかの?」
何と現われたのは魔導師アスラだった!
影山は外へ飛び出して行く!
「ちょっ…博士!危険ですよ!」
止める高城を振り払いながらも外へ飛び出して行く!
「お前は魔導師アスラ!俺に何の用だ!!」
「影山博士。あなたの力を借りたいのです。いづれこの世は魔界となる。あなたの命は保証しましょう。魔界へ来てデビル達に改造手術を行ないデビルライダーを生み出すのじゃ!」
「誰が命乞いしたいからデビルのもとで働くか!馬鹿か!お前は!」
「やはり…そんな答えしか帰って来ないか。ならば!」
消滅したはずの200体近くの魔導騎士の青白い火の玉の様な物体が一斉に出現し合体した!みるみるうちに人型になり黒い鎧で身を纏う!
研究所の中から見守る高城は汗をかいた拳を握り締めていた。
復活した青白き火の玉が一つとなりて、何と巨大な魔導騎士へと変化を遂げたのだ!
遼と飛鳥は身構える!
「こんなデカイ奴!どうやって倒すんだよ、遼ぉ~!」
研究所にいた高城がたまらず外へ出ようとしたその時!本城が…!
「高城君っ!」
「はいっ?」
本城の手には神々しく白銀に輝くライダーベルトが握られていた。
「これが影山が君に託す為に用意したライダーベルト。“ドラゴン”のベルトだ!」
「ドラゴン?」
高城はライダーベルトを受け取るか否か戸惑っていた。影山から直々に許可が下りていないからか?しかし窓の外では巨大な魔導騎士相手に窮地に追い込まれる遼と飛鳥がいる!
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