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カズマがユイに、
「離れてろ!危険だ!」
光井は冷静さを取り戻したのか?光井はナツミに、
「あいつはデビルだが俺らの仲間なんだ。ほんとにあいつがお前の彼氏を殺したのか?」
「あたしを信じないんだ。」
「違うよ!」
「ふははははははっっ!!」
ナツミは突如、高らかに笑い出す!それを光井が呆然とした顔で見つめる。
「ナツミ?」
「つまんない。遊びは終わりだわ。」
何とナツミがデビル化したのだ!その姿は鳥類のデビルである。そしてその背後から一人の少年が現われた。
「つまんねぇ遊びすっからすぐ飽きるんだよ!内輪揉めさせて内部分裂だなんてガキの遊びみてぇ!まぁそのお陰でこいつらの隠れ家を見付け出せれたがな!」
その少年はナツミが街で絡まれていた時にいた三人の少年のうちの一人だった。あの時、光井を騙す為に芝居をしていたのだ。残り二人の少年は洗脳されていたのである。
「どうなってんだよ!」
「おめぇ鈍いな!ま~だ分かんねぇの?」
「分かんねぇんじゃねぇよ。」
光井が怒りと悲しみの表情で握り締めていたブラストアタッカーを地面に叩きつけた!
「分かんねぇんじゃなくて悲しくて悔しいんだよぉぉぉナツミ!あんたは何者なんだ!!!」
「ふふっ…ナツミなんて適当に思いついた名前。改めて自己紹介するわ。あたしはカタストロフィのクローディア、そして…。」
少年もデビル化する!その姿はグロテスクで大きな尻尾が特徴な爬虫類のデビルである。
「俺はカタストロフィのジグロード。」
RED基地を壊滅に追いやったあのギゲルフをも上回るカタストロフィが二人も現われたのだ!
「立ち上がれ光井!これはお前が売られた喧嘩だ!」
カズマが叫ぶ!すると爆音と共に白銀のオートバイに乗った高城が到着した!
「高城!」
「高城さん!」
「黙って受け取れ!光井!」
光井は高城が投げた青く輝くベルトを手にする!
「これは?」
「勇気のライダー“仮面ライダーブレイヴ”のライダーベルトだ!」
NEXT→†Story.10†
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