†Story.10†

5/7
前へ
/80ページ
次へ
クローディアめがけて空高く舞い上がったブレイヴはキックを放つ体勢を取ったその時…! 「勇輝…」 「なっ…何ぃ!」 「あたしとのデート覚えてる?ねぇ、あたしを殺すの?そしたらもうナツミに会えないのよ。」 仮面の下、光井は目をつむり強く拳を握る!目の前に居るのはカタストロフィのクローディア。なのに…ナツミとの思い出が頭をよぎる! 「くっ……!」 隙を見せたブレイヴに高速上昇して来たクローディアがブレイヴの下腹部に膝蹴りをくらわす! 「ぐはっ!」 「甘いわね!人間とは甘いわね!ははははっ!」 「黙れ…」 「どうしたの勇輝?」 「気やすく人の名前呼んでんじゃねぇっ!黙れっつってんだよぉ!!!」 ブレイヴはキックを放つ! 「ブレイヴァースト!!!」 ブレイヴの必殺のキック、ブレイヴァーストがクローディアに見事、クリーンヒットする!!クローディアは地上に落下、爆発を起こす! 「ぎゃあぁぁぁ………!」 「さようなら、ナツミ…」 一方、再びジャンヌに変身した高城とレッドの赤羽。ジャンヌはソードで次々とアタックライダーを斬り裂く!レーザーブレードの負傷もなんのその!今の高城は“鬼”と化していた!胸に十文字に斬られた筈の赤羽もレッドの装甲のお陰でそれほど深く無くまだ戦える余裕すらあった。 ジャンヌソードを天高く掲げ、気を集中する。そしてライダーカードを柄の部分にスライドさせ、斬る構えを取る! 電子音(ピピッ…ジャンヌソード、フルチャージ…) 「くらえ、最後だぁ!赤羽ぇ!!ストームスラッシュ!!!」 ジャンヌソードの風圧から生み出された斬撃がレッドを襲う!レッドはレーザーブレードを構え十文字に斬撃を繰り出す!! 「えぇい!レッドクロス!!」 激突するストームスラッシュとレッドクロス!その斬撃のぶつかり合う威力でジャンヌもレッドも倒れてしまった! 「ぐわっ!」 「何ぃ!」 二人共すかさず立ち上がり睨み合う二人。向こうでカズマとグレンの戦う音が響く! グレンは特に武器は無く炎を拳から発火させレオにパンチを連打するがいとも簡単にかわされてしまう! 「何で当たらない!かかってきやがれ!!」 「トライブラッドとやらになってもお前はお前だな。そのライダーの性能は良くても中身が悪すぎる。」 ブチ切れたグレンは全身から炎を発火!炎の弾丸が如くカズマに猛スピードで突撃して来た!
/80ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加