†Story.10†

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突如として現われた、カタストロフィ最後の一人にしてトライブラッド三人目のライダー、ルーセイダー。人間の年齢にして40後半か?少し白髪まじりの長い髪を後ろで束ね、鋭い目付きに顎髭を生やしている。 西園寺がカズマに寸分、感情的になっただけでルーセイダーの手刀により西園寺は殺されてしまった。そしてルーセイダーは同じ仲間であるジグロードをも殺害。カズマと対峙する! 「ルーセイダー!!」 「ゼノン君、君も魔界を裏切った者。俺の配下にならぬか?俺はこの世界を人間界とも魔界とも違う新たなる世界を創造する。」 「お前はこの世を我が物にしたいだけ!人間なんかクズ扱い…それがお前の本音だろう!?」 「残念だな。ならば、死ね。俺が間違っていた。魔王ルシファーの息子を配下になんぞ出来るか。」 ルーセイダーの下腹部に赤いライダーベルトが出現する! 「変身…」 ルーセイダーから無数の薔薇の花びらが舞い散る! 赤羽のレッド、西園寺のグレンとは全く異なる異形なライダーへと変身を遂げる! 「ちっ…そうか、奴も俺と同様、デビルのライダーって訳か!」 所々に刺々しい造形のボディーの赤き仮面ライダー、仮面ライダーローゼへと変身を遂げるルーセイダー。 カズマとルーセイダーの一騎打ちとなる!小田切は疲れ切った高城と光井を一旦、戦線から退却させる。 激戦繰り広げるカズマとルーセイダーを見ながら、 「カズマに負けず劣らない…あのカタストロフィ最後の一人。仮面ライダーとなったデビルが二人。」 ルーセイダー=ローゼは棘の鞭を駆使してカズマに攻撃を仕掛ける。棘の攻撃に苦戦するカズマ。エボリューションしたカズマとはいえローゼの前では手も足も出ず苦戦をしいられていた。 「ちっ…!」 「ゼノン君っ!ルシファーの息子とは言えまだまだだな!トドメだ!」 ローゼの体から棘の鞭が触手の様に無数に出現しカズマの身体を締め付ける!無数の棘のトゲがカズマの身体を刺す! 「ぐわぁ!!」 苦しむカズマを見て思わず飛び出そうとする高城。 「カズマっ!うぐっ…!」 「高城君!手当てしなきゃ!おとなしくして!」 すると、ユイが歩いてゆく。激戦が繰り広げられている方へと。 「ユイちゃん!」 ルーセイダーの方を見て、 「父さん…。」 ルーセイダーの方を見て「父さん…。」そう呟くユイに篠原や高城、光井、小田切らは目と耳を疑った。 NEXT→†Story.11†
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