騎士、戦場にて学ぶ

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その時だった。 ・・・・・・コホッ・・・ 微かに、しかし確かに聞こえたその音。 私は必死になって叫んだ。 「生存者だ!誰か手伝え!」 そしてじぶんの近くの瓦礫をどけはじめる 周りの兵士も続くように作業をはじめた。 掘って 掘って 掘って 掘って いつ頃までやっただろうか。 気がつくと、周りに自分の兵士全てが集まっていた。 みんなそれぞれ胸の中に自分と同じ気持ちがあったのではないか。 自分を無力に感じていたのではないか。 そう思うと不謹慎ではあるのだろうが、 思わず頬がゆるんだ。
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