再出発

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自分達の暮らしを支えるために 賢一郎は 夜のアルバイトを始めた。 奈々子も内職片手に テレフォンアルバイトを始めた。 家で出来る仕事は 何でも受けた。 お互いの心に疲れが溜まり 些細な事から 思いやる気持ちを忘れていく。 積もり積もって… 少しずつ歯車がズレ始める。 賢一郎も奈々子も 決して口には出さないが… 12万があればと思っていたはずだ。
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