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いつものコースを散歩していると
「 奈々子♪ 」
『 賢ちゃん? どうしたん? 今日は早く帰れたん? 』
「 今日 給料日や! 飯食べ行こ♪ 」
屈託のない少年のような顔で賢ちゃんは はしゃいでいる。
「 早く帰ろ 」
『 はいはい。散歩終わったらね 』
「 よっしゃ、ウメは俺に任せろ 」
賢ちゃんがウメの頭を撫でようとした。
その時 ウメが賢ちゃんの手に噛みついた。
幸いにも噛みつかれた瞬間に手を引いたため傷は浅かった。
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