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総司は目を丸くして黙り込んだ。
暫くすると、千鶴に優しく微笑んだ。
「そう…だね。ありがとう。僕は少しでも近藤さんの役に立ちたいんだ」
沖田さんは近藤さんの話をする時はいつも嬉しそうだった。
そんな沖田さんを見ていると、こっちまで嬉しくなってしまう。
「やっぱり、お茶持って来ますね?」
もう一度そう言うと、今度は素直に
「うん」
と頷いてくれた。
嬉しさと愛しさが込み上げてくる。
少しでもこんな平和な時間が続けば良い…そう願わずには居られなかった。
END...
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