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茉尋「あの…どちら様ですか?」
あたしは恐る恐る聞いた。
「初めまして。噂の阿出川先輩です。」
茉尋・瑠海「「えっ!?」」
思わず瑠海と台詞が被ってしまった。
阿出川「たまたま横を通ったら僕の名前が聞こえたものでつい聞き耳を立ててしまった。最初から聞くつもりじゃなかったことだけ理解してくれ。」
茉尋「いえ…すみませんでした。」
(この人…喋り方も変な感じ。)
これ以上関わりたくないなと思い立ち去ろうと瑠海と目くばせをした。
阿出川「君、心理学に興味ないって言っていたよね?」
逃げ道を塞ぐように先輩が話かけて来た。
茉尋「はい…。」
(そこも聞いてたんだ…。)
阿出川「それには理由があるのかい?」
茉尋「特に理由はないですけど…。」
阿出川「それならもったいないな。」
茉尋「?」
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