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以蔵は何故武市が、自分に土佐勤王党の話をしたのかわからなかった。
武市は続けた。
「そこで、じゃ。おまんも土佐勤王党に入らんか?おまんは腕が立つ。いつか、おまんも活躍できる時が来るかもしれん。わしらと共に土佐勤王党に参加せんか?」
武市の言葉は以蔵にとってとても魅力的な物だった。
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わしが小さいころから、尊敬していた武市先生の役に立てる…
先生と同じ道を歩める…
…先生の為に、わしの剣を振れる
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以蔵は迷わず、真っ直ぐな眼を武市に向け、口を開いた。
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