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『…わしも勤王党に参加させてつかーさいっ!!わしは、先生の役に立ちたい、先生と共に…!』
そういうと、以蔵は頭を下げた。
そんな以蔵に頭を上げるよう言った。
以蔵が頭を上げると、そこには優しい笑みを浮かべた武市がいた。
「以蔵、おまんならそう言ってくれると思っちょった。これから、わしらは同志じゃ!!」
武市が言うと、以蔵は眼に涙を浮かべ、嬉しそうに返事をした。
…今思えば、武市はこのころから以蔵を利用していたのかもしれない。
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