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『うぅ……パジャマ姿で外にいるなんて、末代までの大恥です…。しかも見知らぬ土地にいるなんて、夢遊病もビックリな出来事です…』
訳がわからずパニクってしまい、すみませんでした。
深呼吸をし、落ち着いた頭で辺りを見渡してみます。
『……………?』
あれ、そういえば……この場所何処かでみた覚えがあるような………
『………寒っ!流石にパジャマ姿に裸足では寒すぎますね。仕方ありません、第一村人を発見するためにもひとまず歩きましょう!』
寒さに震える体をさすりながら、道を歩いてみます。
歩けば歩くほど、ますますこの見知らぬ土地を見たことがあるような気になってきます。
首を傾げながらひたすら歩くと、建物が見えてきました。
『ま…ほ…ら…学、園…中等部、女子寮…………麻帆良学園!?』
建物の名前を読み取って驚きの声がでました、思わず裏返りましたよ。
『麻帆良学園って、魔法先生ネギまに出てくる仮想の学校ですよね!?え、それがここにあるってことはつまり……と、いうことは俗に言うトリップとやらですか!?そんな、私はこれからどうすれば……!?』
またもやパニックです、アワアワアタフタしながら寮の前で混乱してると、やがて声が寮の中から聞こえてきました。
その声と主はすぐに玄関からでてくるもようです。
『ほら、早くしなさいよネギ。上映時間に遅れちゃうでしょ』
……ネギ?
『そういうアスナかて、昨日は夜更かししとったんちゃうん?映画の最中寝てしもても知ーひんよ?』
……アスナ?
『う……仕方ないじゃない、高畑先生から借りた本、読んでたら何故か夜更かししちゃうの!』
『そんなん、威張って言うことちゃう思うわ』
『木乃香さん、明日菜さん、お待たせしました、いきましょうか?』
………木乃香?
ああ、やっぱりネギまの世界なんですね……ようやく現実味を帯びてきました。
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