ゴッドエッグ

卵

　永遠は頭を押さえながら呆れる素振りを見せた。

　ふー、と溜め息をついたあと「あのな」と結音に詰め寄った。

「結音、うちは動物一般拾ってくるなって母さん言ってたろ？　家じゃ飼えないぞ？」

「永遠、人間だって動物だよ？　それにさ、ほら」

　小学生染みた屁理屈をこねながら結音は一枚の紙を取り出し、永遠に渡した。

　永遠は首を傾げながらも結音からその手紙を受け取った。

　紙を広げて読む。

　その紙にはこう書かれていた。