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「ずるいじゃないですかー、二人だけでそんな楽しそうなことしてー。先生は仲間はずれですか? この三人しかいないと言う超少人数の中で先生だけ仲間はずれですか?」  教卓の上に顎を置いて桜橙は拗ねた。  結音と永遠の担任は拗ねるとタチが悪い。  しかも一年生のクラスが一クラス、更に生徒は守崎兄妹だけだと他にフォローしてくれる人種がいないだけに面倒になる。  田舎の中の田舎にある中学校は人数が少ない分、知っている人間が限られていて、それが逆に煩わしい。  ニコニコと笑いながら拗ね続ける担任に面倒くさそうに頭を掻きながら永遠は言った。 「そんなに拗ねないでよ、仮にも大人で僕らの担任でしょ? 桜ちゃん先生?」  若干大人びた声で諭すように永遠は言う。  が、拗ねた桜橙は座る暴言だった。 「ふぅんだ。そんな大人びた物言いしちゃって、実は永遠君ばかなくせにー。そしてロリっ子な顔の癖にー」 「ああああ! 人のコンプレックスを!」 「やーい、永遠君はロリ息子、次いでに結音ちゃんのイケメン顔ー」 『担任死ねえええええええ!』 座る暴言、桜橙に双子は声を揃えて怒声をあげた。
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