いつかお前を…

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~風丸Side~ あ、見つけた… 気付いたらいつも半田を目で追っている。 きっとどうしようもないほど半田が好きなんだ。 でも、俺にはマックスと付き合っている半田に好きだと伝えることなんてできないだろう。 なんか泣きたい… マイナス思考の渦に巻き込まれている最中、土門に会った。 すぐに俺のテンションがかなり低いことに気付いたらしく、「どうかしたのか」と聞いてくれた。 今の俺にはそれがすごく嬉しくて、流れのままに全てを話してしまった。 全てを聞いた土門は少し考えるような素振りをしてから口を開いた。 「いっそのこと半田に告ってみたらどうだ??」 なんてことを言う。 「何を言ってるんだよ、お前も知ってるだろ??半田はマックスと…」 「知ってるけどさ、告ってフラレたらなんか意外とスッキリするんじゃねぇの??」 「………かもしれないな よし、俺半田に告る!!それからフラレて来るよ」 「さっすが風丸!! 男前だなー」
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