いつかお前を…

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って言う会話をしてすぐに、俺は半田を呼び出した。 もちろん好きだと伝えるために。 結果はわかっていたのにいざフラレると泣きたくなって、俺は屋上に向かった。 空を見たら落ち着くかもしれないと思った ~円堂Side~ 真夏のある日、風丸が半田に告白した という話を音無に聞いた。 風丸はフラレただろう。 こんな時、風丸は必ずと言っていいほど空がよく見えるところにいる。 学校の場合は多分屋上だと思う。 俺は急いで屋上に向かった。 途中でマックスに会った。 マックスは「風丸ったら僕の半田に告白するなんてね」 と薄い笑みを浮かべた。 「でもこれで風丸もスッキリしたんじゃないの?? じゃあ後は頑張ってよキャプテン♪ ちゃんと優しく慰めてあげてね。 あ、もし風丸にフラレても半田には手ぇ出さないでよね」 そう言って教室に入っていった。
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