85人が本棚に入れています
本棚に追加
部活が終わると
「風丸っ 一緒に帰ろーぜ」
「あぁ。」
久々に半田と一緒に帰ることにした。
「なぁ、誰??」
首を傾けて聞いてくる半田。
なんか可愛いなーって思った。
思ってからハッとして雑念を取り払った。
アイツに相手にされないからって半田に可愛いとかって最低だな俺…
「だから秘密だって言ってるだろー」
苦笑しながら言う
「被ってたら嫌なんだよっ」
「何回も聞いたよ
てか、俺だって嫌だよ
多分被ってないとは思うんだが…」
実は半田の好きな人の予想は2~3人に絞れていた。
その中には俺の好きな人もいて…
「ていうか被っていたところで俺に告白する勇気があるわけではないんだし、俺を恋敵と判断する必要はないよ」
事実だ。
俺は性格は割とハッキリしていても恋愛にはヘタレらしい。
「俺だってないけどさー」
最初のコメントを投稿しよう!