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「うわってないでしょ、傷つく」
そう言って男の子が顔を厳しくした。ちょっと尖らせた口がかわいらしい。いかにも、やんちゃ坊主みたいな感じ。
「あっごめんなさい」
ついつい謝ってしまう。
てかなんで、あたしが謝ってんのよ。
「うそうそ、冗談だから!気にしないで。ほら顔あげて…」
あたしが、頭を下げた事に驚いたらしく男の子はあたしの頭をポンッポンッと軽く叩いた。
不思議と嫌ではなかった。
恐る恐る顔をあげると、男の子と目があってしまった。
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