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新学期が始まる日の朝、僕はゲッソリとしていた
夏休み中友達にやたらと霊が出るところに連れていかれ数々の怖い思いをしたからだ
気付くと夏休みの大半、ほとんど心霊スポット巡りをしていた
その友達は寺の跡取り息子でみんなからは博士と呼ばれている
博士いわく
急に呼び覚まされた僕の霊感を養うため、と理由を付けて数々のスポットに行ったが、博士が楽しんでいるようにしか見えなかった
まあおかげで少しは慣れてきたような気がするがまだあの感覚は気持ちが悪い
始業式が終わり学校は午前中で終わった
僕は教室で博士と話をしている
ゾクッ!!!
来た!
僕を突然あの悪寒が包み込んだ
僕はあの屋上の事件を思い出し涙が出そうになった
「博士エエエまた屋上のやつ?」
「全然違うよ、やつらはもっと息が詰まって押し潰されるような感覚だから。。。この感じは弱小な動物霊だよ」
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