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僕が通う小学校はとある県の小規模都市にある
実際僕の家も歩けばすぐ裏が山だ
僕は毎年その裏山にカブトムシを取りに行っていた
小学四年生の時いつものように夜親とカブトムシを取りに行ったとき暗闇に浮かぶ火を見た
家に帰り親に話しても信じてもらえなかった
翌朝学校で皆に昨日の話をしたが嘘つきだと言われて相手にもしてもらえない
そんななか一人の人間が
「その話詳しく聞きたい」
と話かけてきた
そいつはこの辺ではやたらとでかい寺の息子で
小学四年になって初めて同じクラスになったから一度もしゃべったことがない
頭もよくいつも本ばかり読んでいるのでみんなから博士と呼ばれていた
僕はその博士に火の話をした
「それ火の玉だね」
僕は幽霊とか興味なかったから火の玉とかこの時初めて知った
博士からいろいろ話を聞くうちに幽霊の怖さや神秘さに胸が高なり次第に興味をもちその日の放課後には幽霊を見てみたいとも考えていた
下校時間僕は博士に「博士は幽霊見えるの?」
と聞いてみた
「多少はね」
と博士、どうやら物心着く頃には普通に見えていたらしい
「見たいの?」
博士が聞いてきた、僕は見てみたいと答えると
博士は今週の土曜日家に泊にきなよと言ってきた僕は博士の家に泊まったら見れるのか?と聞いた
「運がよければね」
と博士
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