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僕は狂ったかのようにチャリを漕いでいる。
別に狂ったわけではなく変に気持ちが高ぶって、いくら漕いでも疲れないのだ
予定より早く学校に着いた、まだ誰もいない
夜の学校は不気味にそびえていて昼間とは別な建物に見える
辺りも暗いが、学校のある空間だけぽっかり穴が開いたようにさらに暗く見える
「少し遅刻した」
後ろからいきなり話し掛けられ僕はビクッ!となったそこには眠そうな博士が立っていた
「まさか本当に来るなんて、君も怖いもの知らずだね」
博士はみんな来ないと思っていたらしいが、例外である、僕がいるから心配になりきたらしい
「みんな来るはずないよ現に今2時30分だよ?」
2時30分?おかしい僕が着いたのは2時少し前だったはず・・・もう30分たったのか?
不思議そうな顔をしていると
「強い霊がいるとそれだけで体内時計は狂ってしまうんだよ」
はい!これ
っと博士
これはあのお札。。。
そんなにヤバイのか?
僕は少しきたのを後悔した
「大丈夫屋上にさえ行かなければ」
屋上といえば13階段の怪談話がある
屋上の13階段とは昼間は12段だが夜中に行くと13段に増えているという怪談話だ
「じゃ行こうか屋上だけは避けて」
そういうと博士はおもむろに正門を飛び越えた
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