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†学園前†
一人の男が門の前に立っていた。
顔はかっこいいのに、どこか気が抜けたかんじかする。
「ん?なんだあれは・・・」
男はこっちに向かってすごいスピードで走ってくる3つの影を見ながら言った。
††
「ハア、ハア、ハア・・・・」
「ハァ・・・・・・・・・」
ユウガとザクは肩で息をしていた。
そのとなりでレンはというと、
「いやー、間に合った!よかったよかった♪」
息一つ切らさずに爽やかな笑顔で立っていた。
「なんでレンはそんなに爽やかなんだよ」
「息切れしてないし・・・」
ユウガとザクが軽く俺をにらんで言った。
「ま、鍛え方が違いますから!」
俺は筋肉を見せながら言ってやった。
とそこに、門の前に立っていた男がこっちに来た。
「おまえら、新入生か?あと10秒で体育館に行かないと間に合わないぞ?」
「「「・・・まじて?」」」
俺達の声がはもった。
「ほら急げ。入学式から遅刻になるぞ。」
「ダーッシュ!!!」
俺の掛け声に2人は死にそうな顔をしながらもついてきた。
「いっそげ~♪」
「なんでそんなに笑顔なんだよ・・・」
「・・・同感だ・・・」
レンのことを呆れながらも凄いと思う2人だった。
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