実録～続・闇金融の全て～

『社長になる』

会社の名前はなんでもいい
｢激辛ローン｣でも｢や○ざ信販｣でも許可は取れる。

しかし、そんな名前の店からお金を借りる人はいないだろう。

私は某デパートやホテルのグループから名前をパクり慶○信販と名前をつけた。

余談ではあるが、某銀行と同じ名前にしたお店には、銀行専属の弁護士から電話があり、名前を変更しないなら訴える！

と詰め寄られたお店もある

まぁ、銀行としては迷惑以外なにものでもないからね(笑)

その後パソコンや電話、机、椅子、細かい雑貨等を
多慶○で揃える。

まだ終わりではない。

都庁で貸金業協会への加入手続きをしなければならない。簡単な研修を終え、5万弱を払えば

晴れて金融屋さんになれる

金融免許には屋号、住所、代表の名前とさらに、都知事、石原○太郎の捺印が押してある。

これを初めて手にした時は下積み時代の苦労や、危険な思いをした事が走馬灯の様に蘇る。

俺もやっと一国一城の主になれたのか…。

この夜は最高の酒を飲んで祝杯をあげた。